t01.jpgいよいよ夏本番となってきました。

気温が上昇してくるとやはり気にしなければいけないのが熱中症です。

厚生労働省の発表ですと、全国的に猛暑日を記録した7/14には全国で30人以上もの人が搬送されたそうです。

熱中症はもちろんワンちゃん、ネコちゃんにとっても一大事です(最悪、死に至ることも...)

そこで今回は熱中症にならないための予防策熱中症になってしまった時の応急処置についてご説明したいと思います。

予防策

室外犬、室内犬に関わらず風通しがよい涼しいスペースを作り、いつでもお水が飲めるようにしましょう!

凍ったペットボトルをタオルにくるんで枕にしたり、アルミプレート、アイスジェルマットなどの利用も非常に効果的です。

室外犬でそういったスペースを用意するのが難しい場合は、よしずなどで日陰を作ってあげるといいでしょう。

室内、車内は、日光が届かないから大丈夫...ということはなく、熱がこもり易く危険なので、外出時でも必ずクーラーなどをONにして常に涼しい空間を作ってあげるようにしてください。

気温が高い時のお散歩はさける!

直射日光を浴びたアスファルトは熱い時になるとなんと50度近く!まで上がるそうです。

その地面をワンちゃんたちは、裸足で歩くと...肉球を火傷することもありますし、照り返しの熱により熱中症の危険にさらされているということになります。

お散歩はまだ暑くなる前の朝早く、日が暮れてからしばらくした夕方に連れて行ってあげるようにしましょう。(もちろん、お散歩後の水分補給は忘れずに...)

応急処置

日陰などに移動し、体を冷やす!

ワンちゃんたちは体温が上がると、パンティングと呼ばれる浅く速い呼吸により体温を下げようとしますが、熱中症の初期ではこれが、さらに早くなります。またさらに症状が進むと、脱水状態になり、血圧が低下、ショック状態を引き起こし、痙攣や嘔吐などの症状を呈し、最悪、死に至ります。
このような症状が見られた場合、いち早く最寄りの獣医さんに連れて行くことが求められますが、連れて行くまでに体を冷やしておくことは非常に効果的です。

具体的には、頸部そ径部(内股)など動脈がある部分を冷やすとよいでしょう。

なお、冷却により、症状が落ち着いたとしても内臓などにダメージを受けている可能性があるため、必ず診察を受けるようにしてください。