PA224849.JPG血液検査は、動物の病気の早期発見に役立つ検査です。少量の血液を採取するだけで、負担も少なく体の中の状態を知ることができます。一般的に老化に伴う慢性疾患の確認に利用することが多いですが、若齢でも先天性疾患の病気の発見に役に立ちます。
また、検査結果が正常範囲内であっても、大きな変動を示した場合に異常値と判断することもあり、健康であっても年に1回または2回程血液検査をお勧めします。臨床症状を表した時には、病状がかなり進行していることが多く、その結果、治療の反応が悪くなります。
 10月1日から12月23日まで秋の健康診断として血液検査を実施しています。血球計算は貧血の程度、炎症および簡易的な凝固機能を調べます。血液化学検査は蛋白質、肝胆道系の機能、腎機能、血糖値、コレステロール、中性脂肪、カルシウム、リンなど16項目を調べることができます。また、追加検査で甲状腺ホルモン、猫のウイルス検査も行うことができます。食事の影響がないよう8時間以上の絶食で来院していただきます。特に予約は必要ありません。

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